バーチャルプロダクションとメタバースがもたらす完パケではないノンリニアな映像コンテンツの近未来
4月にラスベガスで開催された全米最大の放送映像系のイベントNAB2022と、9月にアムステルダムで開催された欧州最大のIBC2022において、次世代の放送や映像に関して語られたこと、技術に裏打ちされたそのビジョンは、今の日本のマスク風景がそうであるように、まるで別の星の話のような印象であった。もちろんこれをもって日本が3周回遅れだと判断して良いのかはよくわからない。
例えばオブジェクトベースメディアとは、コンテンツを単一のアセット、完パケとして配信するのではなく個々のオブジェクトとして提供するもの。こうしたオブジェクトをこれまでは制作者が撮影、編集、MAで完パケとして組み立ててきたが、これからはゲームのように端末側で、かつ視聴者の意思によって自由に構築することができるようになる。これによってゲームの世界=メタバースと放送がマージしていく過程を、本講演では具体例を示しながらイメージしていただくようにする。
講演に際して、登壇者が発信した情報を下記に列挙しておくので是非参考にしていただきたい。
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【IBC 2022】レポート#3 DVB-NIPで欧州の放送はNativeIPに
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【IBC 2022】レポート#4 PTZカメラとNDI 5がライブプロダクションとリモートワークフローを変革する
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開催日時・会場
- 11月27日(日)14:00〜14:50
- 【メイン会場】アミコビル9F「とくぎんトモニプラザ(徳島県青少年センター)」
講演者・出演者
代表
日本ケーブルテレビジョン(JCTV)で地上波、BS、CS、ケーブルテレビの業務全般に従事、AOLジャパンでインターネットと映像ブロードバンド配信の黎明期を経験、プラットイーズ設立メンバーとして放送通信領域のコンサルティングに従事し08年に独立